
順天堂大学医学部総合診療科
順天堂は医育機関を併設した西洋医学の医療機関として、1838年(天保9年)に設立されました。以来約180年に及ぶ、日本で最も長い歴史と伝統を誇ります。当院の総合診療科はプライマリケア、感染症から予防医学まで幅広い領域をカバーし、日々の診療にあたっています。近年の医学、医療の進歩、変遷にともない、大学病院は高度医療の推進が求められ、必然的に専門別診療体制へ進む傾向にあります。しかし、一方において人口の高齢化などさまざまな社会的要因も反映して、疾病は多様化し、複雑化しています。従って、患者さんの多様なニーズに適切に対応する内科を中心とした総合的な臨床能力が重要となっています。その上で全人的医療や包括的医療を心掛ける部門が大学病院にも必要であり、このような医療を目指すことを理念に掲げ、当院の総合診療科は活躍しています。